泌尿器科

泌尿器科とは、腎臓、尿管、膀胱、前立腺、尿道、精巣などを主に扱う診療科です。泌尿器科の専門医は少なく、知名度の低い科として男性だけがかかる科であるとか、性病の人が行くところであるといった誤解を受けやすく先入観を持たれることが多いのですが、実際には上記のような臓器の疾患を広く扱う、非常に身近な診療科であるといえます。例えば腎臓、尿道など排泄器におこる疾患は、男性も女性も関係なく、むしろ膀胱炎などは女性によく見られます。泌尿器科にかかる方の3人に1人は女性と言われます。泌尿器科にかかる際、最も自覚しやすいものは、排尿時の症状です。頻繁にトイレに行きたくなる(頻尿)、尿をする時痛い、尿に血が混じるなどの際は、早めに当科を受診下さい。わき腹の痛みの場合、腎臓結石や腎臓癌の可能性もあります。いずれも放っておくと慢性化したり、悪性腫瘍の初期症状であるケースもあります。我慢せず、早期の受診をお願いいたします。

当科が診察している主な病気

  • 腎臓、膀胱、前立腺等の悪性腫瘍(がん)
  • 前立腺肥大、膀胱炎、腎臓/尿管結石
  • 頻尿/尿失禁などの排尿障害
  • 過活動膀胱

当科で行っている主な治療

  • 様々な検査にもとづき、診断をし、適切な投薬や処置を行います。
  • また、必要に応じて大学病院と連携しています。

診療科の特色

最近は、テレビなどでも排尿障害(頻尿、尿失禁等)の問題が取り上げられることも増えてきました。しかし男女に限らず泌尿器科の疾患は、なかなか言い出せず、ギリギリまで我慢して慢性化や悪化させてしまうケースも少なくありません。早期発見と適切な治療が出きれば、後々まで生活に影響を及ぼすことなく治る病気も多くあります。おかしいなと思ったら、一度当科にご相談ください。