設備紹介

CT

64列のCT装置を使い高水準の精密検査を受けていただきます。解像度の高い画像を広範囲かつ高速に撮影できることにより検査時間を短縮でき、鮮明な画像を得ることができます。その為、患者様の息止めも短くなります。また患者様の体格や検査目的に応じて、X線量が必要最低限となるようなコンピュータ制御がより精密になりますので、安心して検査をお受けいただけると思います。冠動脈CTの実施も可能です。常に拍動している心臓を短時間で撮影できるので信頼性の高い血管の評価が可能になります。また、新たに大腸CT検査が可能になりました。この検査は大腸内視鏡や注腸造影検査のように複数回の体位変換を必要とせず、仰向けとうつ伏せの2体位の撮影で大腸の病変を検出できる短時間で苦痛の少ない検査です。その他すべての撮影された画像は必要に応じて画像解析ワークステーションにより、特定の臓器のみを描出し骨と血管が入り組んだ部位の骨除去や血管描出の情報を損なうことなく表示できます。腸や気管などを内視鏡を挿入しているかのように表示し、金属や石灰化などを透過して表示するなど精度と再現性を高めた画像を作成することができます。このような、解析画像を作成することにより、術前のシミュレーションや治療計画など撮影部位や目的に応じCT画像の高精細画像を最大に生かした画像の提供が可能です。詳しい内容は医師へお気軽にお尋ねください。

人工透析室

入院・外来の維持透析、新規患者様の透析への導入、急性腎不全の治療を行っています。年々多くなる高齢者の方に対して、院内の居宅介護支援事務所とも連携を図り、アットホームな雰囲気で快適な透析が提供できるよう、スタッフ一同頑張っています。

設備紹介

  1. 更衣室
  2. 透析室
  3. ベッド12台
  4. 多人数用供給装置2台
  5. 単身用HDF装置2台
  6. アフェレーシスモニター2台
  7. 患者監視装置10台

許容透析数

  • 最大透析患者数48人
  • 同時透析数12

透析スケジュール

  • 月・水 午前
  • 火・木・土 午前〜午後

手術室

手術室はクリーンルームを含めた3室です。月曜日から土曜日まで稼働し、夜間・日曜日も緊急手術を行っています。患者様に安心して安全な手術ができるよう、新しい知識・技術の向上に努めています。

主な手術

  • 整形外科:人工関節置換術、膝・肩関節鏡手術、椎弓形成術、他骨折の手術
  • 外科:主に腹腔鏡手術による消化管手術、胸腔鏡手術
  • 皮膚科・形成外科:皮膚腫瘍摘出術、皮膚移植、眼瞼下垂手術、嵌入爪手術
  • 眼科:白内障手術

エコー

SSA-780A

超音波検査室には、『SSA-780A』が設置され、心臓・腹部・頸動脈・甲状腺・乳房・下肢静脈エコーに活用されています。高度なデジタル処理能力を有し医師の診断をサポートしています。また、コンパクトなボディーにより装置の移動も楽に行え、高性能・高画質での検査が病棟においても超音波検査室と同様に行えます。

多目的ホール

7階管理棟には、約250名収容可能な多目的大ホールがあります。院内での行事の他に、学会・医学講座・健康教室等にも利用されています。

脳波

EEG-1218

脳波とは、脳の働きに伴って発生する微弱な電気活動を頭皮上から検出・増幅し記録する検査です。ベッドに仰向けで寝ていただき、目を閉じて安静にしている状態を基本として記録を行います。必要に応じて、睡眠・光刺激・過呼吸などの賊活を行います。脳波室には、『EEG-1218』が設置され、高機能デジタル脳波計がてんかんや意識障害などの診断をサポートしています。

マンモグラフィー

乳がんは、乳腺の細胞から発生するがんで、食生活の欧米化やライフスタイルの変化により、乳がん罹患者数は年々増え続けています。しかし、乳がんは早期に発見すれば治癒率が高く、90%以上が治ると言われています。また早期に発見すれば乳房温存手術により大切な乳房を残すことができるのです。乳房の視触診のみによる乳がん診断については早期の病変では難しいこともあり、乳房撮影への期待は大きく近年では乳がん検診にも導入されています。しかし、乳腺の多い方(若年層)は病気が乳腺に隠れてしまう可能性があるため超音波検査を併用して診断を行うことがあります。
この度、受信者さまの撮影負担の軽減や少量のX線で高品質な画像を短時間で撮影できるGEヘルスケアの「セノグラフィ プリスティーナ」を導入しました。
マンモグラフィ検査について質問や不安なことがありましたら、気軽にお声掛けください。
なお、当院は女性認定技師が撮影し、乳腺甲状腺センタ-の専門医が診察しています。

骨密度定量

骨密度定量検査は骨に含まれるカルシウムなどのミネラル成分の量を骨塩量として測定し、骨塩量を骨量として骨の体積で割ったものが骨密度となります。この骨密度を評価することで骨粗鬆症や内分泌疾患、消化器疾患などの診断に役立ちます。
当院では腰椎・大腿部近位部の両者の骨密度を測定することを目的とした骨密度定量装置を設置しています。撮影方法はDXA法(2つの異なるエネルギーのX線を透過させて骨量を測定する)を使用し撮影時間は15分程度となります。

機能訓練浴室

本館4階に、機能訓練浴室を兼ねた、大浴場があります。リハビリテーションも兼ねて、入院患者さんが入浴されています。

MRI

2021年5月よりMRI装置が新しくなりました

中心に大きな穴の開いた磁石の中に体を入れて体の中を画像化する検査で、人体の横断面、冠状面をはじめとして任意の断面を描き出します。画像化にあたり電波を使用しますが、これはテレビ放送に使われる電波と同じ種類のもので、CTとは異なり、X線被ばくの危険はありません。初期には頭部や脊椎領域が主体となっていましたが、現在では全身がその対象となっています。更にX線被ばくがないこともあって、頭部領域では動脈瘤の検出などを目的とした脳ドックにも利用されています。

新MRI装置の特徴

1.5T(テスラ)から3.0T(テスラ)のMRI装置に更新したことで、今までにない高画質画像を提供できるようになりました。また、世界初のAI(人工知能)技術が搭載され、より微細な病変を見つけることが可能です。

検査空間も60cmから71cmと広くなり圧迫感も少なく、より安心して検査をお受けいただくことが可能です。

リハビリテーションフロア

作業療法室(本館)

作業療法室は本館5階の北側に位置し、機能訓練や作業療法の中隔を担う作業活動に必要な訓練道具が数多くあります。又、日常生活動作訓練を行う為の、浴槽やトイレ、調理訓練の為のキッチンがあり、在宅に向けて、実用的な訓練の実施に取り組んでいます。又、高次脳機能障害の訓練についても「高次脳機能機能障害支援普及事業」の受け入れ施設として、他施設からのご紹介にも対応しております。

理学療法室・物理療法室(東館)

理学療法室は東館5階にあり、基本動作や歩行訓練を行う為の治療用ベッド、平行棒、歩行補助用具(杖、装具、歩行器各種)が設置されています。他にモニター心電図を設置し、運動負荷時にリスクの発生する可能性がある場合、確認を行いながら運動療法を実施しています。

言語聴覚室(本館)

言語聴覚室は本館5階の北側に2部屋、5階デイルームの入り口に1室、計3室の個室を所有しています。機能訓練は発声・発語・読み書きが中心となる為、基本的に個室訓練となります。但し、摂食・嚥下機能に問題がある場合には、食事時間中の介入となり、病室で訓練を行う場合もあります。

特別室

記念棟病棟では、特別室を2部屋設けております。バス・トイレが各部屋に設けられており、自宅と変わらない環境で療養をしていただけるよう環境を整備しております。付き添いの方がくつろげるよう応接セットを配置し、ベランダからは市内の景色をご覧いただけます。